Описание
うつ症状や不安症状のために医療機関へ外来通院している方に利用していただきたいスマートフォン用アプリです。このアプリでは、世界的に使用されているPHQ-9という9つの質問項目でうつ症状について、GAD-7という7つの質問項目で不安症状について(日本語版開発は新潟青陵大学大学院 臨床心理学研究科 村松公美子教授による)アンケート形式で測定でき、医療費・通院費等を入力することができます。入力したデータはアプリ内のカレンダーにメモ書きされるように記録されていきます。症状スケールとして通常の医療場面で用いられている質問紙を搭載しており、これに回答することで、自分の症状の経過を振り返ったり、医療機関を受診した際に医療者に直接見せて症状を伝えるのに役立ちます。また、医療費・通院費等を入力することで、家計簿の記入や確定申告のための計算に役立てることができます。「「うつ不安レコード」アプリ」のモニター利用者の方には、毎回の通院の前後にデータを入力していただくという作業を、原則1年間つづけていただくようお願いします。円滑な診療とトラブル回避のために、このアプリを利用していることを、あなたのうつ症状や不安症状を診療している治療者(主治医やセラピスト)に伝えることをお勧めします。症状スコアを治療者に伝える場合、口頭だけでは質問紙の種類などの詳細情報が誤って伝わる恐れがありますので、スマートフォン画面やそれを印刷したものを見せてください。もしあなたの治療者からこのアプリの利用停止を指示された場合は、無理に使い続けるのではなく速やかに利用を停止してください。
「「うつ不安レコード」アプリ」を通じてお預かりするデータは個人情報を含まないようになっています。入力されたデータはWebデータベースに保存され、メドケア株式会社(ISMS(ISO27001, ISO27017, ISO27018)取得済)が十分な情報セキュリティーのもとで管理します。千葉大学はこのデータを解析することで、より良い治療法の提供の仕方や医療制度の提案などに役立てます。本アプリは、科学研究費助成事業基盤研究(B)「うつ不安の患者登録サイトでの費用対効果見える化とStepped Careの誘導」の助成金を用い、開発されました。本研究は、千葉大学大学院医学研究院倫理審査委員会の承認の上、実施されます。千葉大学大学院医学研究院認知行動生理学では、うつ不安のために、千葉大学医学部附属病院およびそれ以外の医療機関で治療(認知行動療法または薬物療法)を受けた方について、データをお預かりして研究を行っています。この研究は、患者の方への侵襲や介入がなく、うつ不安症状の情報のみを用いる計画です。国が定めた指針に基づき、下記のリンク先で、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開し、さらに拒否の機会をご案内しています。
<医療関係者・セラピストのみなさまへ>
このアプリは、うつ症状や不安症状をお持ちの方が自ら症状を記録し、医療関係者やセラピストにお伝えすることで診療に役立てたり、医療費の計算に利用したりすることを目的としたものです。このアプリに、千葉大学および関連する医療機関へのセカンドオピニオン受診を誘導する意図はありません。アプリの利用が診療の妨げになると判断された際には、適宜利用を中断または停止させてください。