Description
「名前も知らないお兄さん。僕達と一緖にゲヱムをやらない?」
「ひとよ、汝が罪の(ながつみの)」は、耽美的な世界観のノベルと、本格的な謎解きを掛けあわせた新感覚脱出ゲームです。
記憶を無くした「私」は、少年達によって古びた洋館に閉じ込められてしまいます。
さまざまな謎を解いて、洋館から脱出するのが目的です。
ゲームは脱出パートとノベルパートに分かれており、脱出パートは3Dで作成された重厚な雰囲気が特徴で、いたるところに散りばめられた謎を解く、ロングステージ型の本格脱出ゲームとなっています。
また、ノベルパートには魅力的なキャラクターが多数登場。
妖しく背徳的な世界に浸りながら彼らとの対話を楽しみ、
話が進むごとに、作品全体を通しての謎が解き明かされます。
※本作品は1話目となり、今後シリーズ化予定です。
■あらすじ
時は大正期の日本ーー…。
主人公の青年は、奇妙な洋館の庭で目を覚ます。
此処は何処だ?私は一体…誰なんだ?
混乱する主人公の前に現れたのは、5人の美しい少年達。
ひときわ妖艶な笑みを浮かべる緋色の髪の少年、アドムは云う。
「僕達と一緖にゲヱムをやらない?
失敗したら、僕達の玩具になつて貰うよ。此の先ずうつとね」
抵抗も虚しく、主人公は洋館に閉じ込められてしまい……。
「覺えておいて。人の罪を贖えるのは――天主様の血だけなんだ」
■キャラクター設定
<主人公>
成人男性。記憶が無い。
<アドム>
緋色(ひいろ)を名乗る、赤い髪の少年。
右目に眼帯をつけ、キセルをふかしている。
匂い立つような色気を持つ、少年達のリーダー格。
<カホル>
青藍(せいらん)を名乗る、青い髪の少年。
右手を三角巾で吊り、左手に聖典を持っている。
まっすぐな正義漢。アドムに心酔している。
<ラバン>
月白(げっぱく)を名乗る、白い髪の少年。
首には包帯を巻いている。
最も幼く、他の少年達を「にいさま」と呼ぶ。
<ヤロク>
常磐(ときわ)を名乗る、緑の髪の少年。
右耳を覆うように、顔に包帯を巻いている。
口数の少ない傍観者。
<ツァホヴ>
金糸雀(かなりあ)を名乗る、黄色の髪の少年。
右足は義足で、杖をついて歩く。
卑屈な笑みを浮かべる、鼻つまみ者。